臨死体験で知った人生の目的と最愛の出会い その1

意識の旅が始まる。

 

時空を超えて、幼少期の頃の「私」に回帰しているのが分かる。

 

ワクワクとブランコや遊具で遊んでいる。

 

そのうちに、その光景が映画のような俯瞰して観察している視点になり、そのワンシーンの周りに様々なタイムラインがリンクしているのが分かる。

 

放射状に展開している。

 

意識がどんどんと拡大していく。

 

体全体がしびれ、瞬間心臓に大きなインパクトが走り、心臓が止まる。

 

その瞬間、僕は外にいた。実際は、屋内にいたはずなのに。僕は外で横になっているのが分かる。

 

上を見上げると、青空が見える。

 

「さぁ、そろそろ戻ってきて」

「さぁ、目を覚ますんだよ」

 

というような声とも言えないような、想いが響き始める。

 

「あー、そうだった。僕は目を覚ます必要があるんだ」

 

という衝動が走る。

 

しかし、その瞬間。

 

「あれ?」

 

「ちょっと待って、僕はまだ育児をしていないぞ!」

 

「その前に、結婚もしていないじゃないか!」

 

「いやいや、僕はまだそっちに行く時じゃない」

 

「戻らなきゃ」

 

フリーフォールから急激に落ちるかのように

 

僕の意識は「今」の体へと戻り、再び心臓のビートを感じ始める。

 

人生の意味を知った体験だった。

 

そして、その年(2009年)に妻と再会し、2014年に最愛の娘が生まれ、

僕は父親になった。

 

あの時知った人生の目的・意図。

 

それが現実化し、自分で選択している道が展開している。

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